振り返って[2023/02/20]

あじまし通信

これまでの実績(主なもの)

大学生研修

  • 2019 東京芸術大学先端芸術ゼミ学生の作品製作・公開
  • 2020/2021 コロナ禍で自粛
  • 2022 八戸工業大学建築・デザイン専攻の実習活動 りんご箱で簡易宿泊所をつくる
  • 2022 東北学院大学教育学科 地域の祭 縄文遺跡

2022 ベトナム人実習生(女子5人)

その他の活動

イベント開催 食堂(ナチュロジー)

  • 食事会 アイヌの料理
  • 食事会 江戸の料理
  • ジビエとワインの会(不定期)
  • 文化財庭園管理者協議会 40名 丹藤氏庭園(武学流)参観
  • 青森県主催 料理教室

2022 7月 HP丹鶴庵 公開

以下、 備忘録です。

2022/06/08

東京からの移住者ご夫婦が来られた日です。池の傍で、れはそれはきれいな瑠璃色のカワセミを発見してくれた。
次の日、庭師に話したところ、朝方2匹見た、池のキンギョを狙ったのだろう、とのことでした。
その後、フナを放して餌付けしようと考え、部落の長老に相談したところ、子どもの頃魚獲りしていた特別の場所で獲った小鮒を池に放してくれた。

さて、今年は二つの楽しみがある。
①餌付けが成功して、カワセミが来てくれる。
②部落の長老が言う「フナが捕れる」特別な場所が他にもまだある。

2022/06

東京からの移住者ご夫婦が池の上を飛んでいるカワセミを見つけてくれました。初めての出会いです。
それはそれは、きれいな鳥でした。又の訪問を期待して、池にフナを放して、誘き寄せようと一計を案じたのですが、問題はそのフナをどうして入手するかです。
部落の長老に相談したところ、ふと考え、子どもの頃遊んだ小川、上の方のわき水が入る、その小川ならまだ居るかも、とのこと。
そのご老人は、早くも次の日、バケツ入った小鮒を池に放して下さったのです。この春、その小鮒が元気でいるかどうか、とても心配しています。

2023/02/12

この地に入って、もう30年過ぎた。当時、葛原集落の入り口附近の田んぼにはホタルが群がっていて、丹鶴庵でもホタルが飛んでいた。
ところが、10 年もしない内に突然にホタルは消えた。いまでも、残っている秘密の場所は、丹鶴庵の裏の畑沿いの小川です。
毎年川のゴミ拾いのご褒美が欲しくて、体力的にはもう限界であるが、7月25日に出会える喜びのために、頑張っています。

2023/02/17

「農家の働き方」
津軽のりんご農家では、1月の剪定作業から12月の収穫を終えるまで続きます。どの作業も手を抜くことはできない。
剪定では、一本の木を前にして切る枝、詰める枝、伸ばす枝を瞬時に判断し、作業に無駄がない。
よく剪定された木は庭木のように美しく、陽があたり、よい実がなる。時間を忘れて集中没頭して、それが仕事か遊びか、明確でない、そんな働き方です。
見返りのない、自然環境の保全に貢献されている農家の人たちに感謝です。

2023/02/28

花と虫との相互的関係性から、それぞれ生きるために、巧みな戦略を発達させ、多様な花と虫を進化させてきた。
いまは乗り越えられないハードルですが、この辺一帯をこれら花と虫で賑わう里山を復活させられたら、叶えられない夢ではない。
ミミズは、落ち葉を分解し、よい土を造る。よい土には小さな花が育つ。花には小さな虫が花粉を運んできます。
小鳥は実を食べ、種として遠くへ運搬する。夏には、新種とみまがう仲間も加わり、花と虫の競演で賑わう。

2023/03/02

環境に強いインパクトを与えるのが人間(私)であることに気づかされことが多い。
わがままな王様である私の行為をみて「敵だ」という生き物もいれば、人を「友達」にしてしまう賢い奴もいます。
近年、津軽のりんごの交配は「マメコバチ」に依存しています。よいりんごを収穫するために、1個の実をならす花だけを残して摘み取ってしまう。
これは、里山における人の生産活動の問題で、素人のいらぬ危惧かもしれないが、マメコバチが持続的に生きていく上で、リスクになっているか、リスクであれば、それを緩和する方策をとりたい。
人の生産活動によって、取り返しができないダメージを与えることも少なくない。
さて、ここで、よい人生のためには、人の優しさ、配慮行動の重要性を考えてみよう。
丹鶴庵では、よい土壌をつくり、桜 梨、サクランボ、菜の花、タンポポ、スイセン、スミレ、彼岸花、野菜、果物などを育て、自然環境の持続可能性を高めることに努力しています。
小学生の自由研究のテーマとして、ある地域で、いつとんな生き物が消滅したか。これを人の体験を通して調べる作業です。環境評価の基本資料として、また環境に配慮した優しい心と行動を育てるために。

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