小さな旅のやどり
人のぬくもり 自然の美しさ 生きる喜び
もう一人の自分 もう一つのふる里
これを発見する
丹鶴庵の外観
丹鶴庵はりんごで有名な青森県弘前市の郊外、山あいの集落にたたずむ茅葺き屋根の古民家です。岩木山を背景に、りんご畑や田んぼに囲まれた田舎町で、里山風情と、ふるさとのような懐かしさを感じてみませんか。
丹鶴庵の内観
歴史ある古民家を趣はそのままに機能性を備えてリノベーション。古い梁、当時のままの希少な建具などはそのままに、こだわりの家具やラグ、津軽の伝統工芸を取り入れた調度品などで快適さと風格を備えています。
大石武学流庭園
丹鶴庵には津軽地方独特の「大石武学流」で作庭された庭園があります。明治15年(1882)に造営された丹鶴庵の庭園は築庭年が明確にわかるもので最も古く、国の記念物(名勝地)に登録されています。
歴史と風土
丹鶴庵があるのは、小さいけれど、美しく豊かな自然と歴史ロマンに満ちた場所。太古の昔から山里の恵みと人々の営みによって築き上げられてきた文化や伝統、心のありようが、今もなお息づいています。
丹鶴庵の花と虫
けなげに愛らしく咲く草花や庭先にひょっこり現れる小さな生きものたちはさまざまな色彩や姿で目と心を楽しませてくれます。目にはみえない季節の変化を教えてくれる、丹鶴庵の大切な仲間です。
借景
借景は庭園の内と外を一体化させてダイナミックな景観を創りだすとともに家にいながら自然の息吹を感じさせます。丹鶴庵は、岩木山の借景と人々の息づかいが感じられる農村風景を一度に楽しめる場所です。
庵主の思い

丹鶴庵について
「丹」は私の苗字である丹藤の丹、妻の名から一字をとって、丹鶴(tankaku)庵(an)と称する。2人で造った小さな旅の宿り、これを持続可能とする。
丹鶴庵のポリシー
丹鶴庵は、以下3つのポリシーを設定する。不確実性が隅々まで浸透し、「安心」を得ることが難しい時代です。丹鶴庵はあなたの「もう一つのふる里」になります。心地よい「あじまし」の丹鶴庵へ、どうぞおいでください。
①人集う、語らう居場所づくり
人が集まる、話す、聞く、共感する、人の絆、信頼は、人の一体感を生み、いま私達が抱えるさまざまな問題に対処する力の源泉です。いまこそ、この地球を共有地とし、共倒れでなく、共存する道を選択する。
②美しい里山づくりと丹鶴庵の持続可能な発展を推進する。
「里山」は、環境保全、生物多様性、美しい風景、自然との共生等の多面的価値をもつ共有の資産です。丹鶴庵では、美しい自然に触れ、忘れかけていた小さな喜びや楽しさを発見されたい。
③「あじまし未来社会」を創る。
「あじまし」(形)は、津軽弁で、しみじみと幸せを感じる、全てがきちんとしていて不安がない、こころ安らかな心理状況を表す。語源は「安心立命」です(小笠原功、2014)。「あじまし」は、他者と競うのではなく、お金を超えた幸せです。
あじましの感情は、不安や失望などのネガティブな感情を洗い流し、元の状態に戻してくれる。あじまし・Ajimashi」を世界標準の言葉としたい。